合葬 モントリオール世界映画祭 正式出品 2016年3月2日 DVD発売!!

腹は決めた。心は迷っていた。
幕末、時代に翻弄された「彰義隊」の若く儚い一生涯 【彰義隊/しょうぎたい】幕末の混乱の中、将軍と江戸市中を守るために結成された 大ヒット 上映中!
慶応四年(1868年)、三百年に亘る江戸幕府の時代が終わりを告げ、明治時代が幕を開けた。 これはそんな激動の時代に不器用ながらも精一杯の情熱をもって生きた、幕末の若者たちの物語。
慶応四年(1868年)、三百年に亘る江戸幕府の時代が終わりを告げ、明治時代が幕を開けた。 これはそんな激動の時代に不器用ながらも精一杯の情熱をもって生きた、幕末の若者たちの物語。

鳥羽・伏見の戦い後、将軍の警護と江戸市中の治安維持を目的として有志により結成された「彰義隊」の存在は、「新撰組」や「白虎隊」に比べると、これまであまり知られてこなかった。当初は高い志をもって結成され、江戸の民衆たちからも慕われた彰義隊だったが、幕府の解体とともに将軍慶喜が水戸に事実上追放されると、隊は強硬派と穏健派に分裂、義憤にかられた強硬派は次第に反政府的な武力集団へと変貌してゆく。彰義隊には多くの市民、ことに普通の若者たちも参加していた。『合葬』は、自らの意思で彰義隊に加わった青年・極(柳楽優弥)と、養子先から追い出され、行くあてもなく赴くままに入隊した柾之助(瀬戸康史)、彰義隊の存在に異を唱えながらもそこに加わらざるをえなかった悌二郎(岡山天音)の、時代に翻弄された数奇な運命を描く。

原作は今年没後10年となる漫画家・杉浦日向子が1982〜83年にかけて、いまや伝説の漫画雑誌「ガロ」に連載し、日本漫画家協会賞優秀賞を受賞した同名の傑作漫画(ちくま文庫収録)。江戸風俗研究家、文筆家としても活躍し、80年代に巻き起こった「江戸ブーム」の一躍を担った杉浦は生前、日本史でよく語られる「江戸時代の封建国家から明治時代の近代国家への脱皮」が、必ずしも歓迎ムード一辺倒だったわけではなく、それまでの江戸の風俗・文化を片っ端から破壊し、大衆の不安を煽った点をも鋭く指摘していた。当初、民衆たちから歓迎されていた彰義隊が変貌していった裏にどのような時代の変化があり、無垢な若者たちが、その渦に呑み込まれていったのはなぜだったのか?また、そのような空気は戦後の日本社会にもどこかで共通するものではないのだろうか?杉浦漫画ならではの透徹した視点から見えてくる幕末社会の空気感は発表当時大きな反響を巻き起こした。

主演は、存在感のある俳優として評価が高い柳楽優弥と、今年デビュー10周年を迎え、ますますの飛躍を見せる瀬戸康史の二人が務める。そして、二人の幼馴染役として、若手実力派の岡山天音。今最も注目を浴びる20代男優3人が急激な時代の変化に呑み込まれざるをえなかった若者の生き様を生々しく演じている。更に、世界的に活躍する実力派俳優・オダギリジョーや、NHK「まれ」でも好演を見せる最旬若手女優・門脇麦、「なぞの転校生」の桜井美南とフレッシュな演技派を起用し、個性溢れる共演陣が集結した。これまでの“時代劇”とは一線を画す、現代の若者にも通じるリアルな青春群像を紡ぎ出していく。

脚本は、映画『ジョゼと虎と魚たち』(03)、TVドラマ「カーネーション」(11)の渡辺あや。そして監督は『少年と町』(07)で京都国際学生映画祭グランプリを受賞し、渡辺脚本の『カントリーガール』(10)でも監督を務めた期待の新鋭、小林達夫。音楽は、まったく新しい音楽ユニットとして、コアな音楽ファンに大注目のASA-CHANG &巡礼。そしてナレーションはカヒミ カリィが担当。異色のコラボがどのようなグルーヴを生み出すのか、映画ファンならずとも目の離せない一作が誕生した!

イントロ画像

江戸から明治へ…… 幕末、将軍と江戸市中を守る為に結成された「彰義隊」混乱の中で生き、翻弄されていく三人の若者たち 恋も、友情も、志も、人知れず儚く散る青春最後の一ヶ月

慶応四年(1868年)四月十一日、第十五代将軍・徳川慶喜(飴屋法水)は、朝廷に恭順して江戸城を明け渡し、退官のうえ水戸へ謹慎。世界の歴史にも稀な平和的政権移譲となり、三百年に亘る江戸幕府の時代が終わりを告げた。日本はそれまでの封建国家から近代国家への歩みを進めたのである。だがこれを当時の一般市民がもろ手を上げて歓迎したかといえば、必ずしもそうではなかった。権力が動く時の世が常にそうであるように、江戸には様々な憶測と権謀術数が飛び交い、目に見えないどす黒い空気が渦巻いていた。

そんな歴史の分岐点に、江戸の市中を闊歩する血気盛んな青年が二人。許嫁との婚約を破談にしてくれと申し入れにきた秋津極(柳楽優弥)と、許嫁・砂世(門脇麦)の兄で幼なじみの福原悌二郎(岡山天音)だった。福原家を去る極を追いかけ、「妹の気持ちはどうなる」と問いつめる悌二郎。しかし極にはある考えがあった。幕末に将軍の警護と江戸の治安維持をはかるため有志たちにより結成されていた「彰義隊」。極はその一員に加わっていた。高い志をもって結成された彰義隊もいまや、幕府の解体とともに反政府的な集団とみなされはじめていたのである。万が一、親族に咎めが及ばぬよう、自分は家督を弟に譲り、上野の彰義隊の屯所に身を隠すことにした、という極。それに対し、「幕府が解体したいま、彰義隊など無用の長物」と持論を展開する悌二郎。議論は平行線のままだ。そこに偶然、もう一人の青年が加わる。二人の幼なじみで、養父の死をきっかけに、養子に入った笠井家を体よく追い出されてしまった吉森柾之助(瀬戸康史)である。出会った三人は、極の求めに応じ、写真館でぎこちない記念撮影をするのだった。

それから数日後、悌二郎は苛立っていた。結局、極は柾之助を誘い込んで、隊に戻ってしまったのだ。除隊させようと上野の屯所を訪ねると、巡回に出ている極に代わって彼を出迎えたのは、隊の穏健派の森篤之進(オダギリジョー)だった。森は、悌二郎の考えに同意しつつも、極を翻意させることは難しいだろうという。新政府の誕生によって、上様の冤罪を晴らしたい者たちが多数集まり、彰義隊員はすでに三千名を越えていた。極たち強硬派の本懐は、あくまで新政府を倒し幕府を再建すること。いまは隊内に彼らの暴走を抑える仲間が一人でも多く欲しいという森は、悌二郎のような者こそ、いまの彰義隊に必要だと力説する。膨れ上がった隊内はいまや一枚岩とはいえなかった。結局、悌二郎も森の説得で入隊し、極と柾之助の様子を気にかけ続けたが、極はそんな悌二郎の思いを知る由もなかった。

新たな時代の波は風雲急を告げていた。いまや江戸では官兵と隊士の衝突は日常茶飯になりつつあった。徳川家はついに彰義隊を徳川家とは一切関係がないものとし、その運命を新政府に委ねる。この決定によって彰義隊は江戸警備の立場をも奪われ、その存在を否定されてしまう。もはや強硬派が新政府軍との戦争に向かうのは避けられない。穏健派の幹部たちは、戦争を望まぬ隊士たちには脱退を勧め、望む者に対しては、一切関与しないことを提言する。森は、それは隊士たちへの裏切り行為であると嫌悪を示す。残る隊士たちを思い、強硬派と会合を設け戦法を進言するが受け入れてもらえない。それどころか強硬派の若手に斬殺されてしまう。森を失った隊士たちは、どうしたら良いのか分からず、なすがままに漠然と時間を過ごす。その中、戦争の足音は刻々と近づいてきていた…

極、柾之助、悌二郎が自らに下した決断とは、そしてその運命とは…?

STAFF

杉浦日向子

1958年東京生まれ。漫画家、江戸風俗研究家、文筆家としてテレビでも活躍した。1984年「合葬」で日本漫画家協会賞優秀賞、1988年「風流江戸雀」で文藝春秋漫画賞を受賞し、1980年代の「江戸ブーム」を牽引した。代表作に「百日紅」「百物語」「一日江戸人」「江戸アルキ帖」「YASUJI東京」等。漫画、著書多数。今年、代表作の「百日紅」が原恵一監督(制作プロダクション・アイジー)によって、『百日紅~Miss HOKUSAI~』としてアニメーション映画化された。

合奏

「合葬」 著者 杉浦日向子
刊行筑摩書房(ちくま文庫)

1985年生まれ、京都府出身。2007年に手掛けた『少年と町』が第10回京都国際学生映画祭グランプリを受賞。他、数々の海外映画祭に正式出品された。翌年には「ZAZEN BOYS アメリカ・レコーディング・ドキュメント」(MUSIC ON! TV/08)のディレクターを務める。その後、本作の脚本担当である渡辺あやと、初タッグを組んだ自主制作映画『カントリーガール』(10)でメガホンをとる。若手映画作家育成プロジェクト(ndjc2012)に参加し『カサブランカの探偵』(13)を監督。2013年には、京都市芸術文化特別奨励者に認定される。本作は自身にとって、初の劇場用公開作品となる。

1970年生まれ、兵庫県出身。脚本家デビューとなった犬童一心監督作『ジョゼと虎と魚たち』(03)は、モントリオール世界映画祭、東京国際映画祭などの映画祭に出品され国内外で高い評価を受ける。2005年、初のオリジナル脚本として『メゾン・ド・ヒミコ』を手掛け、その才能に熱い注目が集まる。その他、『天然コケッコー』(07)、『ノーボーイズ,ノークライ』(09/日韓合作)、連続テレビ小説「カーネーション」(11/NHK)では、放送界最高の栄誉とされるギャラクシー賞テレビ部門大賞を受賞し、朝ドラとしては史上初の快挙をなす。2010年、小林達夫監督がメガホンをとった『カントリーガール』の脚本を執筆。本作は小林監督との2本目の作品であり、4年ぶりの映画脚本となる。

1997年、ASA-CHANGソロユニットとして始動。そのトライバルかつアブストラクトな独自の波動に満ちた音楽が国内外で高く評価される。09年に音楽×ダンス公演を世田谷パブリックシアターにて開催。12年に後関好宏、須原杏をメンバーに迎え、国際的な舞台芸術祭「KYOTO EXPERIMENT 2012」への参加するなど、既存の音楽の枠に捕らわれない活動を展開している。また、14年からライブシリーズ「アウフヘーベン!」を始動、ジャンルを横断した作家とのコラボレーションを行い、さらにその活動を進化・深化させている。

http://junray.com
PHOTO©Fuminari Yoshitsugu

1968年生まれ。ミュージシャン、フォトグラファー、文筆家。国内海外のアーティストとの共同プロデュースアルバムを次々に発表。他、NHK FMのパーソナリティー、映画の字幕監修や、カルチャー誌やファッション誌、文芸誌などで写真や執筆の連載を多数手掛ける。長女の出産を機にオーガニックボディケア製品をプロデュース。初となるエッセイ本『小鳥がうたう、私も歌う。静かな空に響くから』(主婦と生活社)を出版。現在アメリカ、ニューヨーク在住。

http://www.kahimi-karie.com

1958年生まれ。1979年に京都映画株式会社(現・松竹撮影所)の撮影部に入社後、「参上!天空剣士」(90/TX)にてキャメラマンデビュー。主な作品に、「京都殺人案内シリーズ」(ABC)、「天才刑事野呂盆六シリーズ」(ABC)、「鬼平犯科帳 スペシャル」(CX)、「必殺仕事人シリーズ」(ABC)、「京極夏彦「怪」シリーズ」(WOWOW)など。映画『カサブランカの探偵』(13)で小林達夫監督と初タッグを組む。

北野武初監督作『その男、凶暴につき』(89)から最新作まで、全17作に携わる。『GO』(01)と『座頭市』(03)、『おくりびと』(08)で日本アカデミー賞最優秀照明賞、『僕らはみんな生きている』(92)と、『HANA-BI』(97)、『Dolls [ドールズ]』(02)、『血と骨』(04)で同賞優秀照明賞を受賞。近作は、『ペコロスの母に会いに行く』(13)、『サクラサク』(14)、 『龍三と七人の子分たち』(15)などがある。

1927年生まれ、滋賀県出身。1947年大映京都撮影所装置部に入所、黒澤明監督『羅生門』(50)の大道具製作に関わる。『地獄門』(53)、『釈迦』(61/日本初の70ミリ映画)等、様々な作品に大道具として携わる。現在は、松竹撮影所に所属し、数々の作品で美術統括として活躍。業界最長老の棟梁として監督・美術スタッフは元より、管理・製作部門からも篤く大きな信頼を寄せられている。

1957年生まれ、大阪府出身。京都で千年シアター(野外劇場)の建設に携わり、映画美術の道に進む。毎日映画コンクールにおいて、『ワンダフルライフ』(99)、『刑務所の中』(02)、『バトル・ロワイアルⅡ【鎮魂歌】』(03)で美術賞を受賞。『血と骨』(05)では、日本アカデミー賞優秀美術賞を受賞するなど、国内外様々な監督の作品に参加し数々の賞に輝く。また映画プロデューサーとしての一面を持つ傍ら、2008年より東京芸術大学大学院映像研究科映画専攻教授も務める。

SHOGITAI

慶応4年(1868)1月、鳥羽・伏見の戦いで旧幕府軍が新政府軍に敗れると、徳川慶喜は、大坂城から江戸城に戻ったが、新政府軍に対する恭順の意を示し、自ら上野にある寛永寺に謹慎した。2月、これに不満を持った幕臣ら約30名が「尊王恭順有志会」を結成、「尽忠報国(国に報いて忠を尽くす)」を旗印に、浅草本願寺(現:東本願寺)に屯所を置く。すると数日のうちに有志が300名近くに達し、改めて「彰義隊」として組織された。この動きを見た旧幕府側の勝海舟は、無用な争いに発展することを避けるため、彼らに江戸市中見廻りの任を命ずる。この命により、屯所を慶喜の謹慎する寛永寺大慈院の南側にある寒松院に移した。やがて一般町民有志らも加わった彰義隊は将軍德川慶喜の警護を主眼に江戸の治安維持をおこない、これは当時の江戸市民から好意を持って受け入れられたという。3月には、新政府軍による江戸総攻撃の準備が進められていたが、同13日には西郷隆盛と勝海舟の話し合いによって、江戸城の無血開城を決定し、その総攻撃は回避された。

一方この頃、彰義隊内部は、慶喜公の汚名不払を謳う渋沢成一郎ら穏健派と、あくまで新政府を倒して幕府の復権を目指す天野八郎ら強硬派に分裂していく。4月11日、予定通り江戸城は明け渡され、将軍慶喜は水戸へ隠退した。だが義憤にかられ、強硬派の勢いが増した彰義隊は新政府軍の解散命令に従わず上野の地にとどまり、市中での官兵との衝突は日々エスカレートしていく。穏健派のなかには彰義隊を脱退する者も多かった。ついに慶応4年5月15日、大村益次郎が指揮する新政府軍が上野の山に立てこもる彰義隊に総攻撃を開始(上野戦争)、わずか1日で彰義隊は壊滅した。江戸開城の直後には3,000名にも達していたといわれる隊士数は、上野戦争の頃には800名程度に減っていた。うち200名以上が上野の山に命を落としたとされる。上野戦争で最も激戦となったのは西郷隆盛率いる薩摩隊と衝突した黒門口だった。上野公園の西郷隆盛像の後方には、彰義隊士たちの墓もある。

THEATER
都道府県 館名 公開日 終了日 電話
東京 アップリンク NEW! 1/2 1/11 03-6825-5503
神奈川 港南台シネサロン NEW! 1/23 2/5 045-831-3377
神奈川 アミューあつぎ 映画.comシネマ NEW! 2/6 2/12 046-206-4541
徳島 ufotableCINEMA 12/5 12/25 088-678-9113
TRAILER
予告編 / 60秒
予告編 / 30秒
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半券チケットキャンペーン

『合葬』を鑑賞したチケットの半券1枚を官製はがきに貼って応募すると、抽選で20名様に柳楽優弥・瀬戸康史直筆サイン付きの非売品パンフレットが当たります! 上映劇場はこちら

【応募概要・方法】

キャンペーンは終了いたしました。
沢山のご応募ありがとうございます。

応募期間 :
2015年9月26日(土)~11月30日(月)

応募締切 :
2015年11月30日(月)消印有効

応募方法 :
全国の劇場で鑑賞した『合葬』の半券1枚を官製ハガキに貼り付け、住所、氏名、年齢、
電話番号を明記の上、下記の宛先までお送りください。
※ご応募できる半券は、作品名『合葬』・鑑賞日時が明記された当日入場券に限らせていただきます。

応募先 :
〒104-8422 東京都中央区築地4-1-1 東劇ビル13F
松竹株式会社 『合葬』 半券チケットキャンペーン係

当選発表 :
当選者の発表は賞品の発送をもって代えさせていただきます。
賞品の発送は12月中旬を予定しています。当選に関するお問い合わせには
お答えできない場合がありますので、あらかじめご了承ください。

個人情報について :
応募いただいた個人情報は賞品発送にのみ使用いたします。
また、商品発送後、速やかに個人情報は削除いたします。

2015.12.14

半券チケットキャンペーン終了のお知らせ

キャンペーンは終了いたしました。
沢山のご応募ありがとうございます。

当選者の発表は、商品の発送を持って返させていただきます。

2015.11.26

2016.3.2 DVD発売決定!

合葬(DVD) ¥3,800税抜

柳楽優弥・瀬戸康史 W主演作
知られざる彰義隊の真実を描いた杉浦日向子の傑作漫画がついに実写映画化!

■特典映像
予告編
【品番】DB-0869
【尺数】本編約87分+特典映像約2分
【音声】日本語(オリジナル)ドルビーデジタル5.1chサラウンド
【字幕】字幕なし
【画面サイズ】16:9 ビスタサイズ
【カラー/モノクロ】カラー
【層】片面一層

ー予約はこちらー

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楽天

タワーレコード

TSUTAYA

2015.11.12

第22回ミンスク国際映画祭レポート

小林達夫監督よりコメントが届きました!

「ミンスク国際映画祭のFeature Film Competition に『合葬』が選出され、私自身もベラルーシの地へと招待していただきました。誠に感謝いたします。この度映画祭に参加して、日本文化への興味にとどまらず、『合葬』が2015年につくられたひとつの新人監督の作品として、直球で受け取ってもらえたことを肌で感じました。そして短い滞在ではありましたが、東欧を中心とした同世代の監督たちの作品から受けた刺激を、今後の糧としていきたいと思います。素晴らしい機会をありがとうございました。『合葬』監督 小林達夫」

映画祭公式サイトFESTIVAL GALLERYから、合葬舞台挨拶の写真が見られます。→http://listapad.com/en/gallery/album/101
ベラルーシの『7 Dney』(7daysの意)という新聞に掲載されました→http://7dney.by/ru/issues?art_id=3872

2015.11.09

第22回ミンスク国際映画祭
Youth on the March部門正式招待決定!

名称:ミンスク国際映画祭(Minsk International Film Festival)
期間:2015年11月6日(金)-13日(金)
招待作品:『合葬』(小林達夫監督)
部門:Feature Films Competition «Youth on the March» ※若手監督(2作品目まで)のコンペ部門
上映日:11月10日 19:00~(現地時間)

部門について

Youth on the March 部門は2010年に設立されました。
過去5年間で55作品が上映され、中には第67回カンヌ映画祭審査員グランプリ受賞を受賞した『夏をゆく人々』(アリーチェ・ロルバケル監督)や日本でも話題となった『セッション』(デミアン・チャゼル監督)なども含まれています。

ミンスク映画祭公式サイトはこちら→http://listapad.com/
合葬紹介のページはこちら→http://listapad.com/en/programm/konkurs-molodogo-kino/sviazannye-smertiu

2015.12.25

【アップリンク】小林達夫監督 トークショー実施!

■会場 :アップリンク(渋谷)
■日時 :1月11日(月)14:50の回、上映終了後
■登壇者:森直人(映画評論家)、小林達夫監督
※登壇者は予告なく変更になる場合がございます。

【プロフィール】

1985年京都生まれ。早稲田大学川口芸術学校一期生。
2007年 「少年と町」で第10回京都国際学生映画祭グランプリを受賞。
2012年 「カントリーガール」(出演:服部知・久場雄太)
2013年 「カサブランカの探偵」(出演:太田莉菜・門脇麦)
2015年 「合葬」(出演キャスト 柳楽優弥 瀬戸康史)

■料金■

劇場通常料金 ※料金詳細は劇場にお問い合わせください。

■販売方法■

オンラインチケットhttp://www.uplink.co.jp/movie/2015/41597/劇場窓口で発売中!

■注意事項■

※詳しくは劇場までお問合せください。

2015.09.17

【完売御礼】追加舞台挨拶決定!初日舞台挨拶付き上映会

■会場 :新宿ピカデリー
■日時 :9月26日(土)11:30の回(上映前、舞台挨拶)
■登壇者:瀬戸康史、岡山天音、小林達夫監督(敬称略)
※登壇者は予告なく変更になる場合がございます。
■完売御礼企画:11:30の回ご鑑賞のお客様の中から抽選で1名様に、出演者直筆サイン付きグッズをプレゼントいたします。

■料金■

通常料金
一般1,800円/大学生1,500円/小中高生・幼児(3歳以上)1,000円/シニア(60歳以上)1,100円/夫婦50割引(2名で)2,600円
※ ご招待券・株主券・SMT Membersポイントはご利用いただけません。

■販売方法■

・オンライン販売:9 月18日(金)15:00~
・劇場窓口販売 :9 月19日(土)劇場オープンより販売(劇場オープン時点で残席がある場合のみ)

※オンライン販売ではパソコン・スマートフォンからお買い求め頂けます。携帯電話(ガラケー)からはご購入いただけません。
パソコン : http://www.smt-cinema.com/site/shinjuku/
スマートフォン:http://www.smt-cinema.com/sp/site/shinjuku/
※ 午前2:00~6:00まではシステムメンテナンスのためご購入できません。
※ 先着販売となりますため、規定枚数に達し次第販売を終了させていただきます。
※ オンライン販売は、下記の各種決済がご利用いただけます(現金ではご購入いただけません。)
[クレジットカード]MUFG、DC、UFJ、NICOS、VISA、MASTER、JCB、AMEX、DISCOVER、Diners、UC
[携帯通話料決済] au、docomo、sofbank
[ウォレット決済] リクルートかんたん支払い、楽天ID決済
※ ドメイン指定受信、アドレス指定受信を設定されている方は事前に購入完了メールの受信設定をお願い致します。
     ドメイン指定受信の場合 : @smt-cinema.com
     アドレス指定受信の場合 : ticket@smt-cinema.com
※ オンライン販売、窓口販売共に一回の決済につきお一人様4枚までの購入とさせて頂きます。
※ オンライン販売にて売切れた場合、窓口での販売はございません。

■注意事項■

※ 転売・転用目的の購入は固くお断りいたします。
※ ご購入後のキャンセル、払い戻し、座席変更は承っておりません。
※ 場内での撮影(カメラ付携帯電話を含む)および録音は固くお断りしております。
※ また、撮影機材の持ち込みもご遠慮頂きますようお願いいたします。
※ 舞台挨拶上映会は全席指定席・定員入替制となります。ご鑑賞頂くには舞台挨拶上映会の入場券が必要です。
※ お電話でのご予約は承っておりません。
※ 客席内では携帯電話の電源はお切り下さい。
※ 映画鑑賞の妨げとなりますので、上映途中からのご入場はご遠慮ください。
※ 登壇者は予告なく変更となる場合がございます。予めご了承ください。
※ 舞台挨拶にはマスコミ取材が入る可能性がございます。予めご了承ください。

2015.09.15

彰義隊・御供養&大ヒット祈願イベントレポート

日程:9 月15日(火)
場所:上野・寛永寺 開山堂(両大師)&旧本坊表門(黒門)
登壇者:柳楽優弥、瀬戸康史、岡山天音、門脇麦、小林達夫監督

幕末、最後の将軍・徳川慶喜と江戸の町の治安を目的に結成された「彰義隊」に身を投じ、激動の時代を懸命に生きた若者たちを描いた映画『合葬』。
ここ寛永寺旧本坊表門、通称黒門は、彰義隊が新政府軍と戦った上野戦争の舞台となった場所。当時の弾痕が多数残っているこの門は、国の重要文化財にも指定されています。

寛永寺では、毎年5月にここに立て籠もり最後まで戦った彰義隊を供養する「彰義隊忌」という法要を執り行っています。
そんなゆかりの場所にある開山堂で、杉谷義純導師様による彰義隊・御供養とともに、9月26日からの全国公開に先駆けまして、映画『合葬』ヒット祈願を執り行っていただきました。
その後、旧本坊表門(黒門)に移動してフォトセッション、挨拶および質疑応答を行いました。

将軍・徳川慶喜に心酔し、許嫁の砂世との縁談を断り、彰義隊に身を投じる若者、秋津極役を演じた柳楽優弥さん、養父の死をきっかけに、極の勧めで彰義隊に入隊する吉森柾之助を演じた瀬戸康史さん、 極の許嫁・砂世の兄で、柾之助と極の幼馴染、ふたりが彰義隊に入隊することに意義を唱える福原悌二郎役の岡山天音さん、悌二郎の妹で、極に婚約を破談にされる砂世を演じた門脇麦さんの キャスト4人は皆、映画で着用した衣装で登場!小林達夫監督とともに、身の引き締まる思いで黒門の前に立つキャスト陣に、当時の様子が偲ばれます。

MC:一言ずつご挨拶をお願いいたします。

柳楽さん:初めての時代劇でいろんなチャレンジが出来た作品です。
本日はよろしくお願いいたします。

瀬戸さん:ここに立っていると、当時の彰義隊の人たちの声が聞こえてきそうです。
僕が演じる柾之助は迷い続ける役で、今を生きる僕たちに近い役です。
今の若者たちへのメッセージが込められている作品だと思います。
岡山さん:本作は今の時代に存在意義のある作品だと思います。
宣伝よろしくお願いいたします!(笑)

門脇さん:彰義隊の男の人たちの話の中で、女性をどう演じようか難しい役どころでした。
今の若者たちが見るべき作品だと思います。

小林監督:150年余り前の時代を見てきた歴史あるこの場に立っているのが不思議な気分です。
ここから公開に迎えることが大変うれしいです。

MC:寛永寺は、彰義隊が最後まで立てこもって戦った場所で、当時の弾痕なども残っています。
御供養を終え、今、この場に立って思う事はありますか?

柳楽さん:1年ぐらい前、ちょうど撮影が始まる前に、「彰義隊を演じさせていただきます」と一度お邪魔させていただきました。
そして今日、約1年ぶりに訪れてみて、撮影後なので気持ちが違いますね。「ありがとうございました」と言いたいです。

MC:門脇さんはそんな彰義隊士の婚約者を演じられましたが、時代に翻弄される女性という役、 現代に生きる女性からみてどう感じられましたか?柳楽さんとのシーンはいかがでしたか?

門脇さん:今を生きている私には計り知れない部分が多いのですが、16歳の一人の女性としては、自分も経験してきたので、共通する部分もあると思い、そこを手繰り寄せながら演じました。
柳楽さんとのシーンは実はワンシーンしかなくて…そこに賭けて濃密な撮影をさせていただきました。

MC:続きまして、岡山さんにお伺いします。彰義隊の隊士役は、柳楽さん、瀬戸さんをはじめ
ほぼ同世代の皆さんですが、一緒に仕事をされて知った、意外な一面などありましたか?
撮影中のエピソードがあれば教えてください。

岡山さん:柳楽さんは僕の勝手なイメージでクールだと思っていたのですが、全然イメージが変わりました!
印象的だったのは、京都で撮影したんですがクランクインの前日、ホテルにチェックインしたとき、「やったー!角部屋だ!」とはしゃいでいて、おちゃめな一面が見られたことですね(笑)

柳楽さん:いいエピソードだね(笑)
瀬戸さんは3人の中で一番年上なので、いろいろと相談に乗ってくれたりしました。
3人で京都を散歩したり、幼馴染な雰囲気がつくれました。
MC:さて、本作は今年のモントリオール世界映画祭のコンペティション部門に出品され、 公式上映には瀬戸さんと小林監督が参加されました。
瀬戸さん、モントリオールでの「合葬」への反響はいかがでしたか?
着物で舞台挨拶なさって、「日本の武士あらわる」と注目を集められたようですが・・・・

瀬戸様:フランス語でスピーチしたのですが、そのおかげでお客さんが話を聞く体勢になってくれたのがうれしいです。
観終わってロビーに出たら、いろんな人に声をかけられて、「よかった」と直接お客さんの声が聞けてうれしかったです。

MC:小林監督、このように若く、個性豊かな出演者のみなさんについて、それぞれの印象を教えてください。

小林監督:柳楽さんは小さな動きでも、目の動きひとつ取っても、存在感を魅せつけてくれました。
瀬戸さんの細やかなお芝居はスクリーンで映えます。
岡山さんは勢いのある役で時代劇の快感を体現してくれました。
門脇さんは男たちの想いを女性がどう見てくれるのか、難しい役を見事に演じてくれました。
本当に若い役者たちが頑張ってくれました!

2015.09.11

初日舞台挨拶付き上映会決定!

■会場 :新宿ピカデリー
■日時 :9月26日(土)9:00の回(上映終了後、舞台挨拶)
■登壇者:柳楽優弥、瀬戸康史、岡山天音、小林達夫監督(敬称略)
※登壇者は予告なく変更になる場合がございます。

■料金■

通常料金
一般1,800円/大学生1,500円/小中高生・幼児(3歳以上)1,000円/シニア(60歳以上)1,100円/夫婦50割引(2名で)2,600円
※ ご招待券・株主券・SMT Membersポイントはご利用いただけません。

■販売方法■

・オンライン販売:9 月14日(月)17:00~
・劇場窓口販売 :9 月15日(火)劇場オープンより販売(劇場オープン時点で残席がある場合のみ)

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※ ご購入後のキャンセル、払い戻し、座席変更は承っておりません。
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※ 舞台挨拶上映会は全席指定席・定員入替制となります。ご鑑賞頂くには舞台挨拶上映会の入場券が必要です。
※ お電話でのご予約は承っておりません。
※ 客席内では携帯電話の電源はお切り下さい。
※ 映画鑑賞の妨げとなりますので、上映途中からのご入場はご遠慮ください。
※ 登壇者は予告なく変更となる場合がございます。予めご了承ください。
※ 舞台挨拶にはマスコミ取材が入る可能性がございます。予めご了承ください。

2015.09.09

第39回モントリオール世界映画祭
瀬戸康史さんフランス語スピーチ動画公開!!

ープレミア上映 舞台挨拶ー
(9月3日(木)PM21:30~※現地時間/会場:Cinema Imperial)

2015.09.07

第39回モントリオール世界映画祭
記者会見・プレミア上映会 報告

ー公式記者会見ー

(9月3日(木)14:00~14:45※現地時間/会場:Hyatt Regency Montreal )
午前中のプレス向け試写会の後、「Hyatt Regency Montreal/ハイアットリージェンシー・モントリオール」の「Salon St-Ambroise/サン・アンブローズの間」で行われた公式記者会見には、日本文化に興味を持つ世界各国の報道陣が集まりました。記者会見には小林達夫監督、主演の瀬戸康史が出席し、本作に対する思い、モントリオール世界映画祭に出品されることの喜びなどについて語ると同時に、世界各国の記者からの質問に答えました。

Q:小林監督は、あの偉大な小林正樹監督とご親戚なのでしょうか?

監督:いいえ、親戚ではありません(笑)。小林は日本で5番目くらいに多い苗字です。(会場:笑) ただし、今回の映画を作るときに、小林監督の「HARAKIRI(邦題:切腹)」は参考にさせて頂きました。小林正樹監督の「切腹」は、英語タイトルですと「HARAKIRI」ですが、日本語の音をそのままタイトルにして、世界に知られている作品です。これを参考にして「合葬」の英語タイトルも同じように、「GASSOH」にしました。

Q:この映画には3人の若い侍がでてきますが、現代の若者に通ずるものがあるのでしょうか?

瀬戸:柳楽優弥さんが演じた極(きわむ)という人物は、皆が思う‘THE SAMURAI’で、自分の仕えている人の為、自分の志の為に真直ぐに生きている人物。一方、僕が演じた柾之助(まさのすけ)は、現代人に一番近い考えを持っている人物かと思います。自分の居場所を探しながら、日々迷い、悩み・・・そういうところが今を生きている僕らとの共通点だと思います。

Q.第二次世界大戦後、伝統的な日本の文化や価値観は変わってしまったのか?
現代的であり日本の伝統手法に根差した手法である漫画を映画化した意図は?

監督:漫画は日本の様々な文化を折衷して生まれたメディアであるとは思う。しかし、今回ことさら漫画だから映画化したという感覚はなく、ほかの原作を映画化した時と意識は違わない。第二次世界大戦後に日本文化が変容したように、今回「合葬」で描いた上野戦争でも、江戸時代から続いた文化が変容し、そこから日本の近代化が始まっている。そんな江戸時代が変わったというストーリーを、いみじくも文化の変容の中で日本人が手に入れた漫画というメディアがうまく表現し、それが今回の映画につながっているのかもしれないと今のご質問をきいて思いました。

Q.時代劇を今回のテーマに選んだ理由

監督:日本映画の数々の時代劇の名作、なかでも溝口健二や黒沢明監督の作品は、自分が映画を志す上で大変影響を受けました。しかし今回、時代劇が好きだという個人的なこだわりでこのストーリーを選んだわけではない。今回描いた、若者たちが知らない間に戦争に巻き込まれるという構図はどの国でもどの時代にも共通するテーマ。現代劇でこのテーマを描くと作家の主義主張やマニフェストとして作品がとらえられがちだが、時代劇で描くことによって世の中に何かを問うというよりも、寓話的、象徴的に見て頂けるのではと思いました。

Q:本作に参加されて如何でしたでしょうか?

瀬戸:今まで色々な時代劇に参加しましたが、映画での時代劇は初めてでした。「合葬」は日本人から観ても、新しい時代劇作品が出来たなと感じています。一方で昔からある、武士・サムライの精神が、今を生きる僕たちに伝わる作品だとも思います。

Q:原作の漫画ビジュアルに映画はどのように影響を受けているか?

監督:「合葬」の原作の絵柄は、江戸時代の浮世絵を踏襲したようなビジュアルになっている。原作漫画家・杉浦日向子さんは、日本では江戸研究家としても著名な方です。多くの漫画が記号的になっているにもかかわらず、杉浦さんの漫画は詩情、ポエトリーを感じる淡々とした語り口で、非常に映画的なモチーフであると思っています。「合葬」は杉浦さんの最初期の作品で史実に基づいている。後期作品には「百物語」という怪談話の短編集があり、それも取り入れたいと思い、映画の中でいくつか怪談話という形で短いエピソードを挿入させて頂きました。

Q:劇中、突然英語のポップソングが流れますが、なぜ挿入したのですか?

監督:今までやったことない事、新しい事を考えて作るのが、自分のセオリーです。原作者である杉浦日向子さんの世代、それ以降の僕たちの世代は、アメリカ文化や映画に非常に影響を受けて創作をしている。遊郭の朝帰りという若者たちの青春の1ページを象徴するようなシーンで、アメリカの青春映画のような、70年代風ポップソングを入れる事で、そのシーンを他とは独立させて見せたいという意図もありました。 瀬戸さんが演じた柾之助は、家を追い出され、戦争に巻き込まれ、過酷な運命を背負っている人物。そんな大変な人生の中でも、何気ない日常を覚えていたりするのではないかと思う。なので、映画を見た人にもあのシーンが強く刺さるようになれば良いと思っています。

ープレミア上映 舞台挨拶ー

(9月3日(木)PM21:30~※現地時間/会場:Cinema Imperial)

昨今の日本ブームもあり、本作への海外からの興味度は高く、夜遅い上映時間にもかかわらず、20代の女性グループを含め老若男女たくさんの観客がつめかけました。上映前に主演の瀬戸康史さんと小林達夫監督が登壇。美しいグリーン色の着物姿で登場した瀬戸康史さんに観客からは大きな歓声が起きました。小林監督からの挨拶に続き、瀬戸さんは、完璧なフランス語で挨拶。その発音は、通訳が「以前、フランス語を勉強していたのですか?」と聞くほど素晴らしいものでした。瀬戸さんは俳優デビュー10年目の節目の年に、初めて国際映画祭に参加したことへの感謝と、作品に描かれたテーマ「武士道」にからめた熱いメッセージを伝え、大いに観客を沸かせました。


<小林監督 挨拶>

「合葬」の監督の小林達夫です。この映画は、僕にとって初の本格長編映画になります。
このような立派な映画祭にご招待頂き、大変光栄に思っております。
約260年続いた江戸時代が終わり、明治へと移り変わる激動の時代に、どんな人々がいて、どんな青春があったのかを描いています。普遍的な時代の出来事として観て頂けたら嬉しいです。

<瀬戸康史 フランス語での挨拶>

Mesdames et messieurs, Bonsoir! Je m’appelle Koji Seto.
Je suis heureux de me trouver debout sur une scène magnifique comme ici.
Le film ‘GASSOH’ est une œuvre décrivant la vie de jeunes samouraïs inconnus qui ont vecu à la fin de ‘l’époque d’Edo’, c’est-à-dire, dans une ère mouvementée marquant la fin d’un monde dans l’histoire du Japon.
Les samouraïs ont disparu, mais l’âme de samouraïs ‘Bushido’ reste dans notre esprit en nous qui vivons à l’époque contemporaine.
Pour moi ‘GASSOH’ est un film pour lequel j’ai fait tout en mettant ma vie à chaque scène et à chaque mot de mon rôle.
Je vous souhaite à vous tous présents aujourd’hui un bon cinéma jusqu’à la fin.

【日本語訳】
皆さん、こんばんは。瀬戸康史です。
このような素晴らしい場に自分が立っていることを、幸せに思います。
映画「合葬」は日本の歴史において、「江戸時代」の終焉、つまり世の中の終わりの激動の時代に生きた、名もない若い侍達の姿を描いた作品です。
侍はいなくなってしまいましたが、現代を生きる僕らにも侍の心、「武士道」が残っています。私にとって「合葬」は1シーン、1シーン、台詞一言、一言に命をかけて作った映画です。今日お越しいただいた皆さん、どうぞ最後までお楽しみ下さい。

ープレミア上映後の反応ー

エンドロールに入った途端、感動した観客たちから自然に拍手が湧き起こりました。全ての上映が終わった後、再度盛大な拍手に会場が包まれました。観客と一緒に映画を鑑賞していた小林監督と瀬戸さんが客席に向かって一礼し、会場を出ようとすると「素晴らしかった!」と次々に握手を求められ、更に劇場のロビーでは観客からの感想と質問が殺到。なかなか会場を去れない状態が約40分間続きました。

<瀬戸康史 プレミア上映後の感想>

自分たちは日本の歴史を知った上でこの映画を観ますが、日本の歴史を知らない海外の方々がご覧になって、どう捉えたのか、どう感じたのかが、気になります。映画が終わって拍手を頂けた事がとても嬉しいです

<<上映後の海外の観客の反応>>

★クロード・ガニオン監督(カナダで非常に著名な映画監督)
非常に素晴らしく、非常にユニークな作品。

★50男性
本当に素晴らしい映画でした。 なぜならば江戸時代から明治時代へ、伝統的な時代から現代に移る移行期を描いた作品であり、このような時期をテーマに選ばれるというのは、稀なことではないでしょうか?ある人々は、時代の移り変わりを受け入れ、 一方では拒絶をするという事が特に興味深かったです。アイデンティティが失われるのが移行期の一つの特徴だと思いました。

★30代男性
映像が特に素晴らしかったです。この作品はセットで撮影したのか、今でもこのような場所が日本に残っているのでしょうか?

★20代女性
瀬戸康史さんのフランス語のスピーチ、とてもお上手で驚きました。日本文化と日本映画が大好きなので、とても楽しめました。

★40代男性
死を取り扱っている内容なのに、とても綺麗な映画でした。

ー日本のサムライ瀬戸康史、モントリオールに現る!ー

同日お昼、プレミア上映の前には、瀬戸康史さんが日本男子ならではの粋な着物姿でモントリオールの街を観光・散策しました。 街角ではいたるところに、映画祭のバナーがあふれており、街をあげてのお祭りムード。瀬戸さんは 「昨夜は興奮してなかなか寝付けませんでした。プレミア上映会の会場を下見したのですが、歴史を感じる雰囲気の建物で、今まで何人もの著名な方たちがここで舞台挨拶したのだと感慨深かったです。自分が今夜同じ舞台に立つと思うとドキドキするし、フランス語でスピーチに挑戦するので緊張しています。日本人の代表として、日本の文化を伝え、「合葬」をアピールしたいと思います。」と意気込みを語っていました。

まずはモントリオールを訪れる観光客なら必ず足を運ぶ名所「Basilique Notre-Dame/ノートルダム聖堂」の前で記念撮影。

聖堂の前のプラスダルム広場では、課外授業でモントリオールに訪れていたカナダ人の女子中学生にあっという間に取り囲まれ、一緒に写真撮影。「KIMONOが素敵!」「日本の俳優なの?かっこいい!!」と瀬戸さんはカナダ人女性にも大人気。

ノートルダム聖堂は、1829年に建てられたネオ・ゴシック建築の教会。瀬戸さんは、内部の金箔を施した星の絵が描かれた天井やバラ窓など豪華絢爛な装飾の数々や大きなパイプオルガンに圧倒され、感動した様子でした。

その後、旧市街にあるモントリオール最古の通りである「Rue Saint-Paul/サン・ポール通り」をそぞろ歩き、石畳の趣ある通り沿いに残る古い建物やお土産屋などを見学。

メープルシロップで有名なモントリオールでも、特に地元で人気のアイスクリーム店「Maple delights/メープルデライツ」では、店主お勧めのクルミ入りメープルアイスクリームを堪能。

メープルシロップをはじめ、メープルクッキー、メープルティー、メープルバターなどはもちろん、メープルのボディクリームという珍しい商品が並ぶ店内で、共演者・門脇麦さんへのお土産として可愛い絵柄のメープルシロップを購入。 続いて「Boutique Ali-Baba/ブティック・アリババ」で共演の柳楽優弥さんと岡山天音さんへのお土産を購入。とにかくインパクトのある、面白いものをあげたいと熱心に店内の商品を物色する瀬戸さん。 柳楽さんには、面白い絵柄(筋肉ムキムキの男の人の柄)のエプロン

、岡山さんには、ラクーン(アライグマの一種。カナダではポピュラーな動物で、公園にいたりする)の帽子

を選び、フランス語でディスカウント交渉にも挑戦!7ドルの値切りに成功!

その後、人気レストラン「MONTREAL POUTINE/モントリオール プティン」にてランチ。モントリオール名物、プティンとスモークミートサンドを注文!プティンとは熱々のフライドポテトにチーズとグレービーソースをかけた、モントリオールならではのボリュームたっぷりの料理。

スモークミートとはスパイスやハーブに付け込んだ牛肉を燻製にした料理。運ばれてきたプティンをみるなり、その大きさと量に驚く瀬戸さん。

更に、スモークミートサンドも堪能する。「プティンも、スモークミートもとても美味しいけど、着物の帯がきつい」と言いつつ、夜に控えたプレミア上映会に向けて英気を養いました。

2015.08.28

ASA-CHANG&巡礼が音楽を担当した
サントラ盤が10月7日(水)にリリースされることが決定しました。


ASA-CHANG&巡礼名義の作品としては約6年ぶり、バイオリン奏者・須原杏、サックス奏者・後関好宏の2人が加わり新体制となってからは初の音源作品となります。ゲストアーティストにはCurly Giraffe、木津茂理、エアガレージ・ラボ等が参加、ナレーションを担当したカヒミ カリィの声を収録しています。
そのトライバルかつアブストラクトな独自の波動に満ちた音楽が国内外で評価されると共に、世界各国のメディアにも取り上げられコアな音楽ファンに大人気のASA-CHANG&巡礼。映画『合葬』の音楽は、実験音楽の要素に満ち溢れながらも、明治時代を舞台にした映画の世界感に不思議と溶け込んでいきます。映画のサントラとしてだけではなくASA-CHANG&巡礼のアーティスト性とこれまでのキャリアが凝縮された作品に仕上がっています。
「合葬」監督を務めた、小林達夫は、「青春の輝きと訪れる暴力の予感。その両端にある心像を奏でられるのは、ASA-CHANG&巡礼しか考えられなかった。新しい時代劇の、まったく新しい映画音楽をどうぞ。」 とコメントしています。

2015.08.12

モントリオール世界映画祭
ワールド・コンペティション部門正式出品決定!


コメントが届きました!

【柳楽優弥】

『今回このようなお知らせを聞く事が出来てとても光栄です。僕は舞台の稽古中の為、現地へ伺う事が出来ませんが、「合葬」に込められた想いがモントリオールの方々にどう感じて頂けるのか、とても楽しみです。』

【瀬戸康史】

小林監督、スタッフ、共演者の方々と共にリハーサルを重ね、短い期間でしたが昨年の暑い夏、妥協せず闘った作品が評価され、個人としては初の海外映画祭コンペの出品となったことを光栄に思います。まるで自身の目で見て、感じた幕末の人間模様や風俗をそのまま描いた、杉浦日向子さん原作の日本の時代劇映画が世界の沢山の方々に観ていただける機会を与えられて嬉しく思いますし、今作は僕ら日本人が観ても、“新しさ”を感じる時代劇で、海外の方々の反応が今からとても楽しみです。この映画から、亡くなった者、遺された者、それぞれの生き様を見届けてほしいと思います。

【岡山天音】

「合葬」が、モントリオール世界映画祭に出品された事、とても嬉しく思います。 日本の幕末という時代を生きた人間たちの、ありのままの生き様に国境を越えて寄り添ってもらえたら最高です。

【小林達夫 監督】

「合葬」のWorld Competition部門ノミネート、嬉しく思います。若者の置かれている状況に対する不安や、仲間同士の羨望や嫉妬といった感情から生まれるストーリーは、 時代劇という枠にとらわれず普遍的な青春映画のテーマとして海外の方にも共感していただけることを願っています。 

2015.07.22

本日7月22日、杉浦日向子さん没後10年。
主演の柳楽優弥さん、瀬戸康史さんからメッセージが届きました!

【柳楽優弥】

初めて杉浦さんの漫画、『合葬』を読んだとき、すごく引き込まれ、
切なさや儚さがある中でも親しみやすい作品だと思いました。
時代劇であり青春の要素も含まれ、どの世代の方にも共感して頂ける作品になったと思います。

魅力的に存在する登場人物も、『合葬』に親しみやすい要素のひとつです。
僕が演じた極は、悲しいくらいにまっすぐ生きています。
その生き方は、とても勇気がいることだと感じました。
そんな極にどこまで近づけられるかという事が自分にとっての一つのテーマでした。
できることならば、是非杉浦さんに観て頂きたいです。
自信をもってお届けできる作品です。

【瀬戸康史】

杉浦日向子さんの原作を知ったのは、今作の映画『合葬』に関わらさせていただくことになってからで、それから何作か続けて読みました。
共通して思うのは、杉浦さんはタイムトラベラーなのではないかということ。
そうでなければ、登場人物や風景をあんなに細かく描けないと思う。
僕が『合葬』で演じた吉森柾之助もそうです。
時代が変わろうとしている激動の時代に、一人だけ時代にとり残されたような人物で、異質な雰囲気を放っている。
杉浦さんが自身の目で見て、感じてきたからこそ描けるのではないでしょうか。
僕は演じる上で原作の異質な雰囲気は壊したくなかったですし、時代や人を少し違った目線で見ている柾之助を大切に演じました。

彰義隊の隊士達はほとんど亡くなってしまいますが、
僕は生き残った者に悲しさよりも希望をみた。
杉浦さんが今作を見て、最後にはどこか希望を感じられる作品になっていたらと思う。

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